杉田 万智 | MACHI SUGITA

WORKS

2025.1(制作年) 「アルテミナ屈斜路湖」

制作年:2025.1
場所:北海道弟子屈町 屈斜路湖畔の国道243号沿い
看板サイズ:180cm x 360cm
この村は温泉別荘地でログハウスが立ち並んでいます。 ARTEはイタリア語の「芸術」MINAはアイヌ語の「笑う」という2つの意味を合わせた「ARTEMINA」は、「皆が有って」成り立つ村という想いが込められています。

2025.11.29(土)~12.14(日)  個展「反射光を受けて、境界線に立つ」

期間:2025.11.29(土)~12.14(日)
場所:新宿 biscuit gallery
【アーティストステートメント】
陽炎が記憶の中で揺れる。
恒常的に強く、瞼の裏側に残した残像が絶えず揺らめいている。どこかあたたかみを纏うその光は、馬毛の煌めきなのだろうか。しろの反射なのだろうか。
潜在的な何か、もしくは、人の対話の中で生じる、あなたからの反射光なのだろうか。
丁寧にこれら反射光を−−−欠片を想い起こしながら窓の外を眺めていた。
光が強くなればなるほどに陰影が濃くなるように、ひとつひとつの風景や物事の裏側、歴史と血が堆積した土地、真実をこの眼で捉えることから始まる。
"淡さ”を誰しもが抱えているからこそ”境界線”を私は受容し、肯定的に捉えている。

「日常生活で目の前の人と向き合う際に、私とあなたの間にも然引かれる境界線について考える。看板を立てる行為自体が境界を生み出し助長の効果を齎すこと。境界線は不滅であるという当然の現実と境界線により保たれる状況と個人の安堵感。それらと風景は乱反射し合い、現世界を形成している。
境界線を越えることは不可能だが、境界線の手前に立ちつつ相手と対話を繰り返し理解を深めることが私達には求められているのでは無いだろうか。」

そして時の流れと共にひとつの身体は日常へ、キャンバスの前へと運ばれていく。
湿度と土地と何気ない会話、ふと足元を見つめて安堵感を覚える。
やはり確実に、私は此処に存在するのだ。
そして絵はそんな私の記憶を受け継ぎ、光と共に残してくれる。